看護師国家試験を突破した新人看護師の勉強法

学生必見!看護師国家試験を知ろう

看護師国家試験を突破するコツを教えます

新人看護師の勉強法

新人看護師の勉強法

看護師として働きはじめた後も複雑化する技術に対応するために勉強が欠かせません。この記事では勉強がスムーズに進まない新人看護師に向けて、効率よく勉強する方法を紹介します。

予習は関連図を作成しながら

新人のうちはメモをとりながら業務にあたっていることも多いのではないでしょうか。そのメモから患者さんに適切なケアは何かを導き出し実践していくことになりますが、まだまだ知識と技術が不足しているため何をどうすればいいのか戸惑ってしまうことも多いでしょう。現場で慌てないためには事前に予習し、何が必要なのかを頭に入れておくことが大切ですが、その際に役に立つのが関連図の作成です。問題点を抽出し、その問題ごとに観察項目を記入していくと患者さんをどのような観点で見ればいいのかが明確になります。
授業の時のように定規などを使ってきれいにまとめる必要はありません。自分が分かりやすいように書きましょう。新人看護師には必要な知識と技術を教えるプリセプターがついています。機会があれば関連図を見せてアドバイスをもらいましょう。

持ち運びできるサイズにメモする

患者さんを観察する際は、疾患や治療方法、使用する薬剤や検査データなども頭に入れておかなければなりません。新人のうちは覚えることがたくさんあります。なかなか暗記できない場合は、すぐに見返せるように制服のポケットに入るサイズのメモに必要項目を書き出して持ち歩くようにしましょう。メモを見ながら観察し、ケアを繰り返すことでどのような点に注目すればいいのかが自然に身につきます。

自分専用の辞書を作成する

ノートに必要な項目をまとめていくのもいいのですが、冊数を重ねるとどこに何を書いたのかわからなくなってしまう可能性があります。そこで役に立つのが、診療科ごとに必要な情報がまとめられているハンドブックです。ハンドブックをベースにして載っていないことや参考書などで調べたメモをコピーして貼りつけていくと、自分専用の辞書が完成します。これまで学んだ知識が一ヵ所に集約されているため、見返しやすく復習にも役立ちます。

遠慮せず先輩に質問する

患者さんは1人ひとり状態が異なります。教科書や参考書に載っていないことも出てくるでしょう。その際に頼りになるのが先輩看護師です。同じ経験をしてきているため、わかりやすく丁寧に答えてくれるはずです。忙しそうだから、と質問するのを躊躇してしまう気持ちはわかりますがそれでは理解が進みません。手が空いた頃を見計らって「勉強しましたがここがわからなくて」と質問してみましょう。
Q&AサイトやSNSに質問を投稿することも可能ですが、正しい知識を持った人が返答しているとは限りません。参考程度に留めておきましょう。

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