看護師国家試験対策「時間配分について」

学生必見!看護師国家試験を知ろう

看護師国家試験を突破するコツを教えます

問題を解く時間配分も重要

問題を解く時間配分も重要

看護師国家試験に確実に合格するためには時間配分が重要です。試験は午前120問、午後120問の合計240問出題されますが、1問あたりにかけられる時間はわずか1分強です。時間内に最後まで解ききるために押さえておきたいポイントを紹介します。

1分強は短いのか?長いのか?

試験は種類ごとに問題数と配点が異なります。基礎的な内容を問う必修問題は全50問で配点は1点、知識を問う一般問題は全130問で配点は1点、応用問題である状況設定問題は全60問で配点は2点です。試験時間から計算すると1問にかけられるのは1分強ですが、それを短いと感じるのか、それとも長いと感じるのかは人それぞれ違います。勉強を進めていくうちに、どれくらいの時間で解けるのかが大まかにわかってきます。「基礎が問われる必修問題は一瞬で解ける問題が多いから時間をかけず、そのぶん応用問題である状況設定問題に時間をたっぷり使う」といったように、自分なりに時間を配分できるようになるでしょう。

わからない問題は飛ばす

過去問や予想問題の内容がそのまま出題されるわけではありません。しっかり勉強してもわからない問題は必ずあります。しかし、わからない問題につまずいて時間をかけてしまうと他の問題を解く時間がなくなってしまいます。2~3分ほど考えてもだめな時は見切りをつけてその問題を飛ばし、次の問題に移りましょう。ただし、何も記入せずに空欄にしてしまうとマークシートの記載ミスにつながってしまいます。当てずっぽうでもいいので必ず記載しておきましょう。最後の問題まで解いて、時間が余るようならその問題を再度見直します。

記載ミスがないか必ず確認する

1問あたりにかける時間だけを見れば、深く考える時間はないと感じるかもしれません。しかし、わからない問題に時間をかけ過ぎなければおそらく時間が余るはずです。余った時間を使ってわからない問題を解き直しても構いませんが、まずはマークシートに記載ミスがないかどうかを確認しましょう。

全問正解する必要はない

看護師国家試験はボーダーラインを超えていれば合格です。わからない問題や難しい問題に固執せず、意識を切り替えて次の問題に移るようにしましょう。一番心配なのは時間切れになることです。「全問正解する必要はない」ということを意識して、ゆとりを持って取り組むようにしましょう。
過去問を繰り返し解くことでどれくらい時間がかかるのかも把握できるようになります。それを事前に知っておくことができれば、あらかじめ対策が立てられるため、わからない問題に出くわしても焦らず余裕を持って試験に臨むことができます。「時間切れで最後まで解答できなかった」という事態にならないように、過去問を解く時は時間配分も意識しましょう。

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